はじめに
※持ってないです
※もう一度言うけど持ってないです。
ただ、家系的に着道楽というかファッションに造詣が深い人が多いのと、バッグ好きな方に使い勝手をよく教えてもらうのと、自分でもハイブランドを扱うお店で働いたことがあるので書いてみたいと思いました。
エルメス・アンテルナショナル SA Hermès International S.A.,
エルメス・アンテルナショナル SA(Hermès International S.A., ɛərˈmɛz air-MEZ, フランス語: ɛʁmɛs)は、1837年に設立されたフランスの高級品メーカー。皮革製品、生活アクセサリー、家財道具、香水、ジュエリー、時計、プレタポルテを専門に扱う。 創業当時のエルメス社は、パリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房として始められた。その後、自動車の発展による馬車の衰退を予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移して今日までの成功に至った。 現在でも馬具工房に由来するデュックとタイガーがロゴに描かれている。デュックは四輪馬車で、タイガーは従者のこと。主人が描かれていないのは「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」という意味が込められているためである。https://ja.wikipedia.org/wiki/エルメス
Birkin(バーキン)
1984年、パリとロンドンを結ぶ飛行機の中で、その後数十年間にわたって誰もが憧れるオブジェのひとつが誕生しようとは、いったい誰が想像できたでしょうか?イギリス人女優ジェーン・バーキンが機内で隣り合わせたのは、エルメスの会長(1978年~2006年)ジャン=ルイ・デュマでした。とあるきっかけから、彼女は母親になったばかりの自分のニーズを満たすようなバッグがないとこぼしました。眼識があり、生まれながらにしてクリエイティブな才能にあふれていたデュマはすぐさま、アスティカージュによる縁仕上げのフラップとサドルステッチが施された、しなやかで収納力があり長方形のフォルムの特別なバッグをスケッチしたのです。しかもそのバッグには、哺乳瓶のためのスペースもきちんと用意されていました。
バーキンについて書こうとするだけで、エルメスファンからの反応がこわくて筆が止まるほど恐れ多い…僭越ながら書かせていただきます。バーキンは25サイズ一択!!30以上になると重い。
バーキンのいいところ
・25サイズがかわいい
・ガッと開けてなんでも入る。本当になんでも入る。ペットボトルも入る。さすが元祖マザーズバッグ。
・実物はほとんど見たことないけど革の質が別格。「いいバッグオーラがある」
バーキンのデメリット
・良くも悪くも「バーキンを持ってる感」がでる。
・25サイズになると、この「バーキン感」が緩和されてさりげない印象になる。
・肘ではなく腕にかけるので腕が痛い。
ちなみにバーキンはエルメスが意匠権を持っています。
エルメスのバーキン【立体商標】
https://www.shouhyou.com/st05.html
Kelly(ケリー)
1930年代、エミール・エルメスの娘婿、ロベール・デュマがストラップ付の女性用バッグを生み出し、メゾンはモダンな時代へと大きく一歩踏み出しました この物語はそこで終わらず、その後、グレース・ケリーがバッグで大切なわが子を宿したお腹を隠している写真がさらなる伝説を生み出しました。こうして、《ケリー》は永遠の存在となったのです。
ケリーバッグはもう見ているだけで素敵ですね。グレース・ケリーの名を冠しているだけあって上品で洗練された形。しかもストラップが着けられる。万能だと思います。
ケリーバッグのいいところ
・上品で洗練された無駄のないデザイン。エルメス感がない。
・ワンハンドルバッグとしては金具が開けやすい(クロアっていうらしい。用語が難しいですね…)
・ワンハンドルバッグなのでフォーマルな場面でも持ちやすい。
・ストラップが付けられる。ストラップと組み合わせて多様なコーディネートが可能。
・サイズ比較については詳しいサイトをご覧ください。https://www.bettyroad.co.jp/blog/post/kelly_size
ケリーバッグのデメリット
・ワンハンドルバッグなので蓋があり、サッと開けづらい。
・エルメス感がない(せっかく清水買いするなら「エルメス感」が欲しい人もいると思います)
・バーキンのようになんでもガッと突っ込めない。
ちなみにケリーもエルメスが意匠権を持っています。
商標に関する情報
https://www.udf-jp.org/topics_01/
Bolide(ボリード)
エレガンスを競うコンペがあったら、良い順位を獲得するのは間違いなく《ボリード》でしょう。1923年に誕生した《ボリード》は、当時の車の円形トランクにすっぽりとおさまるフォルムで人気を博しました。ボディをレザーで架装した画期的なデザインは、現在のモード界の中でも抜きん出た存在です。
ボリードのいいところ
・エルメス感がない。持ってる人いわく「気配を消したいときに便利」。
・つまり、お受験や学校行事に持つ人が多い。
・ショルダーストラップが付けられる。
・「エプソン」などの堅牢なレザーが主流で傷がつきにくい。
・31サイズだとA4ファイルが入る(ただし重い)
ボリードのデメリット
・仕事や学校に便利なので31サイズを買うと、後年重たくなる。
・2020年に復刻され、今の主力商品になっている「ボリード1923」が他ブランドのバッグと見分けがつかない。
上がボリードで下がボナベンチュラの「エマ」。細部が違うけど遠目からだと素人目にはわかりませんね…というか私にはわからないかもしれない。個人的には、値段が天と地ほど違うのと、丈夫そうなのと、いっぱい入りそうなのでボナベンチュラの「エマ」いつか欲しいです。
Picotin(ピコタン)
《ピコタン》は乗馬の世界へのオマージュ。馬の飼い葉入れにインスピレーションを得たフォルムは、コーディネートを選びません。
ピコタンだけ公式の説明が少ない気がするんですが、至高のエルメスの中ではエントリーモデルだからなんでしょうか。これは家族が持ってたと思う。もう無いけど、大昔に買って当時は20万前後だったらしい。
ピコタンのいいところ
・一番人気の18サイズは小さくてかわいい
・軽い
・柔らかい革なので意外に物が入る。
・ちょっとそこまで持ち歩くのにいいサイズ
・カラー展開が多く、コーディネートの差し色になる。
ピコタンのデメリット
・上部がオープンなので貴重品を長時間持ち歩くのには向かない。
・真ん中に鍵(カデナ)があるタイプはちょっと物が出しづらい。
・柔らかいので型崩れ対策が必要。
・柔らかいのでハンドル保護用のスカーフ(ツイリー)が巻きにくい。
・上記を考えると、ブランド的には気軽なお出かけ用って位置づけなんですかね。
ちなみに、最近ピコタンの持ち手にフェイラーのハンドルカバーを巻くのが流行ってるそうです。色がマッチしていてかっこいいですね。
シャネル (Chanel)
シャネルSA (Chanel SA) は、ココ・シャネルが興した高級ファッションブランド、および同ブランドを展開するフランスの企業。レディース商品を中心に展開しており、服飾・化粧品・香水・宝飾品・時計と展開分野は幅広い。現在はフランス人の大富豪アラン・ヴェルテメールと弟のジェラール・ヴェルテメールによって共同所有されている。 ウーマン・リブ的な「古い価値観にとらわれない女性像」がブランドポリシー。喪服用途であった黒い服を「リトル・ブラック・ドレス」として広汎的に広め、また自立した働く女性のためのジャージ素材、ツイード素材のスーツを打ち出すなどファッションの歴史を次々と刷新していった。https://ja.wikipedia.org/wiki/シャネル
クラシック ハンドバッグ「11.12」(通称マトラッセ)
「シャネルのチェーンバッグ」と言えばこれ。これは確か母が持ってた気がする。もう無いけど、1980年代に新婚旅行に行ったときに買ったらしい。というわけで、バブル時代を経験したアラフィフ以上の方々からすると「お母さんのお下がり」に見えるそうですが、20代にも30代にも根強い人気がありますよ!!
ココ・シャネルが「2.55」を発表したのは、1955年2月(名前の由来でもある)のこと。実用性よりも装飾性や芸術性が重視されたクラッチバッグとは異なり、女性が両手を自由に使えるショルダーストラップが付けられた史上初の女性用バッグだった。女性たちが、たちまちその実用性に魅せられた一方で、世間からは、反抗的で下品と見なされたが、ココ自身はそんな批判もどこ吹く風、自由を手にした女性を象徴するかのように、両手をコートのポケットに突っ込み、堂々とポーズをとったのだった
マトラッセのいいところ
・年齢を選ばず持てる永遠のデザイン。現在の「11.12」はオリジナルの「2.55」をカール・ラガーフェルドが再解釈したものです。
・シャネルの「マトラッセ」そのものにココ•シャネルの生き方が体現されている。
・ヴィンテージのマトラッセには新品にないヴィンテージの良さがある。
・パンツスタイルにもガーリーにも、どんなコーディネートにも合う。
マトラッセのデメリット
・意外に物が入らない。大きめサイズでも必要最低限しか入らない。
・高級バッグなのでバッグインバッグを入れたいけど、入れたら更に物が入らない。
・ラムスキンはかわいいけど傷がつきやすい。
・キャビアスキンでも付属のチェーンで型がつくらしい。
・肩に当たる部分がチェーンなので痛いという人もいる。
つまり、サブバッグ必須なバッグです。あくまでもファッションブランドが作っているバッグなのでデザイン重視ですね。容量についてはこちらが詳しいです。
トップハンドルフラップバッグ(通称 ココハンドル)
アーッかわいい…かわいすぎて説明不要では…。ここまで人気だとデザイナーが気になる。ということで以下を見たけどわからない。カール・ラガーフェルドかなあ。。
歴代シャネルのデザイナー|カールの後任、ヴィルジニー・ヴィアールとは https://komehyo.jp/komeru/1059
ココハンドルのいいところ
・かわいい。2016年頃にリリースされた比較的新しいバッグなのにマトラッセを凌駕する人気がある。
・ということで、将来的にも定番になる可能性がある。
・ショルダーストラップが取り外せるタイプも作られていて2wayで使える。
・肩に当たる部分が革なので痛くない。
ココハンドルのデメリット
・何も入らない笑
・いわゆる「ミニバッグ」なので本当に何も入らないです。スマホ、ミニ財布、キーケースぐらいかなあ。詳しくは上の動画をご覧ください。
・ミニバッグなのに中に仕切りがあるため、大きいものが更に入らない。ピーカブーと同じですね。
・でも可愛いから大丈夫。かわいいは正義。
CHANEL 22
2022の発売から大人気のシャネル22。「新しいシャネル」として海外のオシャレインフルエンサーが揃って愛用したのがきっかけで火がついたとか。たぶんエフォートレスというか、普段着のラフな感じで持つのがかっこいいんでしょうね。
シャネル22のいいところ
・ミニからラージまで、ニーズに合わせてサイズ展開が豊富。
・いい意味でシャネルっぽくない。ラフな服装にも合う。
・収納力があり、普段使いしやすい。むしろフォーマルな服装には合わせにくい。
シャネル22のデメリット
・バッグに直接チェーンを通す仕様なのでチェーンが当たる部分が擦れてくる(保護グッズ売ってます)
・体に沿うデザインなので色移りすることがある
『【悲報】色移りしたCHANELのバッグ!!!!!!!』
https://ameblo.jp/misa0091/entry-12806547873.html
・肩に当たる部分がチェーンなので重いものを入れると痛い。
・深い巾着型バッグなので物がどこに行ったか探しにくい。
閑話休題。
いや昔ね、こういう形のバッグで通学してたんですよ。(HeMはメルカリしか画像なかった。メルカリの人ごめん)荷物が多かったので、大容量でショルダーにもなるし口が絞れるバッグで通ってた。
若いから気にならなかったけど、何か探すとき毎回バッグを全開にして中を探さないと出てこないんですよ。ファイル、ノート、本、筆記用具、ポーチ、飲み物とか何から何まで入ってたから、急いでるときは床に置いてガバっと開けて出してた。だからシャネル22も何がどこにあるか探すの大変だろうなあってそう思っただけです。
どこかから怒られそうだけどこんなオチでごめん。終わり
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